株式会社ノバーク

株式会社ノバークは、より良い環境を目指して、皆様へのお手伝いを考えるそんな会社です。

コプラ

コプラ

  • 特許 4261608号
携帯式の水面の浮油・浮塵分離吸着ろ過装置

コプラ

特徴
  • 油膜・ムース化油を早く確実に除去
  • 1人でも簡単組立て即運転可能
  • 全部品が携帯可能(MAX.13kg)
コプラ コプラ
河川水面の有機物と混合してムース化した油 泥水に浮かんだ薄油膜
浮草、芦などの大きなゴミで目詰まりせず、微細な浮きゴミは吸い上げます。 コプラ吸入ポンプ1台稼働

1台のポンプが0~4㎥/Hの表面油塵水を送水します。送水量は、浮き基板の深さとホースについた絞り弁で調整できます。

吸入装置

吸入装置の得意技

余分な水は吸わず、水面の薄油膜とわずかな表面水だけを吸入します。

原理  浮き基板上に流れ込む表面水だけを吸入するので、余分な深水を吸入することはありません。ポンプが息つぎ吸入(*1)することにより水と油の表面張力の差を利用して広範囲の油膜を引き寄せ、効率的に吸い込んでいきます。

*1息つぎ吸入のイメージ 基板に乗り上げてくる水より吐出量が多いので、一部空気を吸い込む。 インペラ(ポンプ内)付近に空気が入るので、ポンプの能力が低下する。即ち、吐出量が低下する。 基板に乗り上げてくる水の方が吐出量より多くなるので空気を吸わなくなる。従って、インペラ(ポンプ内)付近の空気がなくなり吐出量が元に戻る。

ポンプの寿命:約1,500時間。弊社で修理後改めて約1,500時間使えます。

ろ過装置

ろ過装置の得意技

油だけを完全に吸着除去し、水が浄化排水されます。

コプラろ過装置側に送られた油汚水は、水は吸わないで油だけを吸着する活性炭化物「スミレイ」の吸着ろ過層(約260mm厚み)によって油を完全吸着除去します。

1度で取れない場合は、2回以上ろ過してください。

塵や油を取り除かれた水は吸着ろ過槽下部より排水されます。

資料 独立行政法人 海上災害防止センターによる実験結果 「COPLA」によるろ過実験風景 ①A重油、C重油およびクレオソートの実機データ(mg/L) ②HNS(Hazardous and Noxious Substances:危険・有害物質)のベンチデータ 人工海水にHNSを飽和溶解状態にしてテスト器に通液した。 通液回数(回)vs HNS濃度

吸入装置の組立
  • 1.浮き基板を水面に置く。
  • 2.ポンプを浮き基板のできるだけ真ん中に置く。
  • 3.浮き基板の水深が5~10mm程度で、出来るだけ水平に沈むよう3本の4ℓペット缶の水の量と置く位置で調節してください。ズズッという音がリズミカルに出るように調節します。
ろ過装置の組立
  • 1.油吸着ろ過層に水途(みずみち)ができますと油を100%除去しきれません。それ故、スミレイ(油吸着材)をすき間なく充填することが重要です。
  • 2.台座に吸着ろ過槽を固定する結合ヒモは、締めすぎない様にしてください。
施工方法2
コプラ コプラ コプラ
1.結合ヒモを取付ける。 2.布袋を台座に密着させる為、拡張輪を入れる。スミレイを40ℓ投入し、押し固めた後、ゆっくり引き抜く。 3.火ばしで周辺部を押さえ固める。スミレイ40ℓを投入し、火ばしと押し鍬で固める。
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4.さらにスミレイを60ℓ(合計140ℓ)入れ火ばしと押し鍬で固める。 5.8方ヒモから布袋を外す。 6.布袋の端を中心から外に向けて折り曲げて、直径約50cm程スミレイが見える様整える。
コプラ コプラ コプラ
7.ビニール袋(原水受入袋)を入れる。(底部に50cmФの網あり) 8.ビニール袋の内部を整える。 9.重石(6分割)を入れる。
コプラ コプラ コプラ
10.重し(6分割)を均等に並べる。 11.ろ過袋をホースに取り付ける。 12.ホースを8方ヒモ(2ヶ所)に固定する。
運転準備

組み立てた後、まず1番に油を含まない水だけ15分間くらい連続通水してください。

通水の目的は、水だけ通すことで水途を無くすことです。この水だけの通水をしないで、最初からいきなり油汚水を通すとコプラの性能が十分発揮されません。