オイルロックス
- 箱
- 20kg袋
- 1kgポリ缶
- 1kgラミパック
驚異の高速凝集処理剤
工場排水の処理 屋外作業の排水
・ドレーン排水、機械洗浄排水、切削油排水、塗装工程排水などの乳化油を含む工場排水
・乳化したタービンオイル、燃料油などのまじった発変電所排水
・はつり、切削などのセメント排水、塗料排水など屋外作業排水
・その他、船舶のバラスト水、地中からしみ出た油泥水、アオコ、ラテックスの混じった水などから
懸濁物質(SS)や乳化した油分(n-ヘキサン抽出物質)を簡単かつ安価に凝集除去します。
オイルロックスは
少量(原水の1/5000~1/500)を入れて数十秒撹拌するだけで大きく強固で脱水性のよいフロック(SSや油分をゼリー状に固めたもの)ができるので、プラントが簡素化でき、作業時間も短縮できます。
少量で高濃度原水を処理することができます。
処理例
- たとえばこんな簡単な装置でも、排水基準以下に処理できてしまうのです。
原水をためた簡易貯水槽にオイルロックスを投入してハンドミキサーでかき混ぜれば数分で凝集処理でき、簡単な濾過装置に通水させるだけで清澄な処理水が得られます。
原水 | |
---|---|
オイルロックスを混ぜて凝集した状態 | 濾過処理した状態 |
※油分(n-ヘキサン抽出物質)濃度は併用する吸着材の増量やオイルロックスによる反復処理でさらに低減可能です。
使用条件
オイルロックスの水溶液のpHは7.2程度であり、通常安定して使用できるpH域は6.0~9.0です。
但 pH10以上の強アルカリであってもコンクリート洗浄水や道路切削排水などの無機系懸濁液は凝集可能性大です。
油膜はオイルロックスを大量に費消してしまいます。
原水の水面に厚い油膜があるときは あらかじめオイルクロス、オイルマット、油水分離機(オイルトラップ)、スキマーなどでおおまかに回収しておいてください。
または、オイルロックスと一緒に浮遊活性炭化物「スミレイ」(谷口商会製)を入れてオイルロックスと一緒に撹拌して下さい。水面の油膜を強力に吸着除去するスミレイと水中の油分を確実に凝集させるオイルロックスを併用すれば油に逃げ場はありません。
使用方法
換気のよいところでお使いください。多量に吸引しないでください。目に入った場合には直ちに水で洗浄してください。使用後はうがいをして手や顔を洗ってください。
- 準備
- 1リットル程度の原水をサンプリングして凝集実験を行い、適正使用量や処理水の排水基準適合性(ノルマルヘキサン抽出物質濃度、SS濃度、pHなど。県の工業試験場などで測ってもらえます。)などを確認してから実地使用することをお勧めします。
- 混ぜ方
- 水面に分散させるように入れます。
最初は泡立つくらいに速く もやもやとしたゼリー状のフロックができはじめたら フロックをまとめるようにゆっくりとまぜるのが理想です。
- 漉し方
- フロックが強固なのですばやい濾過が可能です。粗めの濾過材でも大丈夫です。
- 後始末
- 使用後の濾過材や濾過されたフロックなどは廃棄物処理法に従って処理してください。
工場、官庁など「事業者」が御利用の場合は「産業廃棄物」になります(分類は「廃油」混じりの「汚泥」ないし「廃プラスチック類」になることが多いと思われます)ので該当する処理業者に処理を依頼してください。但 市町村によっては「あわせ産廃処理」で一般産業廃棄物同様に引き取ってくれる場合もありますので、詳しくは直接市町村に御問い合わせください。
オイルロックス | オイルロックスZ |
使用量
適正使用量を決めるには、最初は水1リットルに対してオイルロックスなら0.3g(0.03%)程度、オイルロックスZなら0.2g(0.02%)程度から試し、かきまぜながら投入量を増やしていき 原水が透明になったときを一応の適正使用量と考え、その後ノルヘキ濃度などを確認してください。
通常は高濃度廃水でもオイルロックスなら2g(0.2%)程度、オイルロックスZなら1g(0.1%)程度で処理できます。
排水の濃度が高すぎて多量に使用しても凝集しない場合は、むやみに凝集剤の量を増やすのではなく排水を少量の水で希釈したり 初期撹拌速度をあげたり 活性炭などの助剤を併用したりすることが有効です。
品名 | 入目 | 荷姿 | 使用量(原水に対して) |
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オイルロックス | 1kg | ポリ容器 | 0.03〜0.2wt% |
5kg | 段ボール(1kg ラミパック×5個) | ||
10kg | 段ボール(1kg ラミパック×10個) | ||
20kg | 紙袋(ポリ内袋付) | ||
オイルロックスZ | 1kg | ポリ容器 | 0.02〜0.1wt% |
5kg | 段ボール(1kg ラミパック×5個) | ||
10kg | 段ボール(1kg ラミパック×10個) | ||
20kg | 紙袋(ポリ内袋付) |
品質保持期間
製造日から1年 または開封日から3ヶ月です。開封後は水濡れや湿気を避けてできるだけ密封保管してください。湿気を吸うと凝集性能が落ちます。特に容器の半分以上使用した後は乾燥剤・除湿剤(タンス用のものなどでもOK)を入れて湿気を除去することをお勧めします。